育児給付金

【2025年版】オーストラリア出産・育児給付金まとめ|Parental Leave PayとNewborn Paymentの違い・条件・申請方法を解説!

Miwa

オーストラリアで出産・育児をする際の給付金制度

こんにちは、Miwaです!
オーストラリアでは、出産・育児時に政府から利用できる給付金制度があります。代表的なものが下記2つです:

  • Parental Leave Pay(PLP)
  • Newborn Upfront Payment & Newborn Supplement

「どちらを選べばいいか?」「併用できるのか?」「働いていなくてももらえるのか?」といった疑問に、わかりやすく・丁寧にお答えします。

この記事でわかること

  • オーストラリア出産/育児時の給付金の概要
  • Parental Leave Payの条件・申請手順
  • Newborn Upfront Payment&Supplementの条件・申請手順
  • 両制度の比較・対象者ごとの選び方
  • 給付金の種類と特徴の早見表(2025年時点)

給付金の種類と特徴(早見表)

給付名対象者金額・期間(2025年時点)申請タイミング併用可否
Parental Leave Pay働いていた保護者(後述)2025-26年度:日額 ≈ A$189.62/週5日換算 A$948.10。期間:最大24週(子供が 2025年7月1日以降に生まれた場合) (Services Australia)出産前3ヶ月から申請可能等 (Bounty Parents)❌ 他の主要給付とは併用不可(同じ子どもに対して) (Services Australia)
Newborn Upfront Payment & Supplement働いていない・働き始めたばかり・専業ママ・学生等対象(働いていた人がPLP受給していない場合)一時金(Upfront):A$683/子ども1人分 (Services Australia) 補助(Supplement):最大13週間分、子ども1人目で最大 A$2,052.05 (Services Australia)出産後「Family Tax Benefit Part A」と併せて申請 (Services Australia)❌ PLPを受給していないことが条件(同じ子どもでの併用不可) (Services Australia)

Parental Leave Pay(働いている方向け)

条件

  • 子ども(出生または養子)があなたの世話になること。 (Services Australia)
  • 所定の「勤務・労働時間テスト」を満たしていること。例:過去13か月のうち少なくとも10か月働いていた、総労働時間330時間以上、など(詳細はリンク先で確認) (Services Australia)
  • 所定の所得テスト・居住テストを満たしていること。 (Services Australia)
  • 受給中はその日働いてはいけない(所定条件あり) (Bounty Parents)

給付額・期間

  • 2025-26年度:日額 $189.62/5日週換算 $948.10(税引前) (Services Australia)
  • 子どもが2025年7月1日以降に生まれた・養子となった場合:最大24週(約120日)まで支給可。 (Services Australia)
  • 子どもがそれ以前の場合は22週(2024年7月以降生まれ)まで。 (Australian Business Journal)

申請の流れ

  • myGov アカウントを用意し、 Services Australia(Centrelink)へ申請。 (Services Australia)
  • 出産予定日の3か月前から申請可能なケースあり。 (Bounty Parents)
  • 出生証明等をアップロード。雇用主経由または直接支給。

Newborn Upfront Payment & Supplement(就労歴が少ない・働いていない方向け)

条件

支給内容

  • 一時金(Upfront):約 A$683/子ども1人あたり。 (Services Australia)
  • 補助(Supplement):最大13週間分。子ども1人目で最大 A$2,052.05。 (Services Australia)

申請の流れ

  • myGovから「Add a newborn(新生児を追加)」で申請。 (Services Australia)
  • Family Tax Benefitと併せて申請。出産証明をアップロード。

どちらを選べばいい?【チェックポイント】

  • フルタイムやパートタイムで過去にしっかり働いていたなら: Parental Leave Pay を検討。
  • 学生、自営業で収入が少ない、専業主婦(夫)など「勤務・所得テストを満たさない可能性がある」なら: Newborn Upfront Payment & Supplement が候補。
  • 併用はできません。同じ子どもに対して2つを同時に受給することはできません。 (Services Australia)

私の実体験からひとこと

私自身、永住権取得後1年で出産したため、PLPの勤務時間テストをぎりぎり満たせず…代わりにパートナーが条件を満たしてPLPを受給しました。申請はmyGovから比較的スムーズで、1か月未満で初回支給があった経験があります。知らないと損する制度なので、妊娠中から早めに確認することをおすすめします。y

まとめ

  • オーストラリアでは、出産・育児をサポートする給付金として代表的に「Parental Leave Pay」「Newborn Upfront Payment & Supplement」があります。
  • 働いていた方はParental Leave Pay、勤務・所得条件を満たさない方はNewborn系の給付を検討。
  • 同じ子どもに対して両方を受給することはできません。勤務歴・収入・家庭状況を基に選びましょう。
  • 申請はmyGov+Services Australiaを通じて行うため、妊娠中・出産前から準備することがベストです。
ABOUT ME
Miwa
Miwa
Speech Pathologist
オーストラリア在住、スピーチパソロジスト(言語聴覚士)で1児の母、Miwaです! このブログでは、 海外で育つ子どものことばの育ち バイリンガル環境での発達のサポート方法 家庭でできる遊びや関わり方 AACの導入と活用のヒント を、専門家としての経験と海外生活での実体験を交えてお届けします。 言葉の発達やバイリンガル育児に不安を感じる方が、安心してお子さんと向き合えるような情報とサポートを発信していきます。
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