【2025年最新版】オーストラリアで利用できる子育て給付金と補助制度まとめ|Centrelinkの育児支援を徹底解説
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オーストラリアにおける「ケアラー (Carer)」とは、公的なサービスではなく、家族や友人といったインフォーマル(非公式)な立場で、高齢者、障害者、慢性疾患を持つ人、精神疾患のある人など、日常生活の維持に困難を抱える人々に継続的な介護や支援(support, assistance)を提供する人々のことを指します。
支援は継続的(少なくとも6ヶ月間)である必要があり、職業的介護者や実習生は含まれません。
オーストラリア政府がケアラーに提供する主な手当は2種類あり、それぞれ目的と受給資格が大きく異なります。
| 手当の種類 | Carer Payment (CP) | Carer Allowance (CA) |
| 目的 | 介護のためにフルタイムで働くことが難しい人への収入補助(所得代替) | 介護の追加的な費用を補うための補助金(収入に関係なく支給) |
| 支給頻度 | 2週間ごと | 2週間ごと |
| 所得審査 | あり (資産・収入テストあり) | なし (所得審査なし) |
| 金額 | 年齢や状況によるが、他の年金と同様の最大額(比較的高額) | 定額(2024年時点で約 $144.80 / 2週間) |
| ステータス | 年金に分類される | 補助金に分類される |
| 区分 | 資格要件 | 永住権について |
| ケアラー (申請者) | – 永住権(PR) または オーストラリア国民 であることが原則必須。 – 介護を提供している。 – 介護される人の医療状態や障害がServices Australiaの基準を満たしている。 | 原則、永住権保持者(または市民権保持者)でなければ受給資格はありません。他の社会保障給付と同様に、新規居住者には通常待機期間が適用されます。 |
| 介護される人 | – 永続的な障害または重度の病状を抱えている。 – ケアラーから日常的なサポートが必要である。 | 介護される人も、通常、オーストラリアの居住者である必要があります。 |
手当の種類によって、働ける時間に厳格な制限があります。
| 手当の種類 | 働くことの制限 | 収入制限(目安) |
| Carer Payment (CP) | 介護と両立できる範囲で、4週間あたり最大100時間までの就労が許可されています。 | CPは所得審査があるため、あなたやパートナーの収入が一定額を超えると支給額が減額されます。 |
| Carer Allowance (CA) | CAは所得審査がないため、働く時間の制限はありません。 | CAは補助金なので、収入がいくらあっても支給されます。 |
受給可能性を最大化するために重要なポイントは以下の2点です。
申請プロセスにおいて、介護される人の状態を公的に証明するための専門家のレポートフォームの提出が必須となります。
このフォームは、介護される人の病状や障害を熟知している医療専門家に記入してもらう必要があります。
| 介護される人の状態 | フォームの記入を依頼する専門家 |
| 一般的な病状・障害 | 主治医 (GP / General Practitioner) または 専門医 (Specialist) |
| 精神的な病状・障害 | 精神科医 (Psychiatrist) や 臨床心理士 (Clinical Psychologist) |
| 視覚・聴覚などの感覚障害 | 眼科医 (Ophthalmologist) や 耳鼻咽喉科医 (ENT) など、関連分野の専門医 |





