医療制度

オーストラリアのオンライン医療活用術【子連れでも安心、無理なく相談できる】

Miwa

こんにちは、オーストラリアで子育て中のMiwaです!


子どもを連れて病院へ行くのは本当に大変ですよね。特に自分や子どもが体調を崩したときはその負担がさらに大きくなります。

そんな私がオーストラリアの子育てで強く実感したのが、オンライン医療(Telehealth)サービスのありがたさ


自宅にいながら必要な医療や専門支援を受けられるこの仕組みは、子育て中の今だからこそ本当に助けになる選択肢でした。

この記事では、私が実際に活用しているオンライン医療の種類に加えて、週末・夜間も使えるサービスも含め、オーストラリアで受けられるテレヘルスサービスを幅広く紹介します。

オーストラリアで活用できるオンライン医療サービス一例

サービス内容・特徴補足
GPTelehealthでの問診・紹介状・処方などMedicare対象。Bulk billの場合あり
Care Plan作成も対応可能
アライドヘルス
(栄養士、STなど)
栄養士:食生活改善
ST:発音や言語発達
Care Planで年間最大5回まで補助
心理士・カウンセラーメンタルヘルスケア・育児ストレスなどメンタルヘルスケアプランで年間最大10回まで補助
Virtual ED / Nurse Line時間外・非緊急時の医療相談州ごとのヘルスラインで対応
専門医
精神科 / 小児科など
一部の医師がテレヘルスに対応GPからの紹介が必要な場合もあり
オンライン診療サービス(民間)Medical Certificate発行、処方など時間外の急な用事に便利。有料で利用可能

実際に受けてよかったサービス

GPのTelehealth

体調が悪くても、外出して別のウイルスをもらう心配や子ども連れで移動するストレスがないのは大きなメリットです。風邪の相談、紹介状の取得、処方箋の更新、さらにはCare Planの作成まで、自宅から完結できることがあります。


ただし、Medicareの補助(リベート)を使うには「過去12ヶ月以内に対面診療を受けたかかりつけGP」であることが条件となることが多いです。引っ越し直後や新規GPの場合は使えない可能性もありますので、事前に確認をおすすめします。


また、最近では夜間・週末対応のオンラインGPサービスも登場していて、急な体調不良時にも助けになります。

たとえば、13SICKというサービスは、深夜・週末・祝日にもTelehealthを提供し、Medicareバルクビリング(自己負担なし)で利用できるケースがあります。


たとえば、以下のようなサービスでは当日予約・ビデオ診察・処方対応が可能です:

用途や必要度に応じて、かかりつけGPとのTelehealthと、オンライン専門サービスを使い分けるのが実用的です。

管理栄養士とのオンラインセッション

Care Planを使って受けたDietitianの相談は、離乳食期の栄養バランスに悩んでいた私の大きな転機に。
朝食・昼食の内容を見直すだけで、かなり食生活が整いました。
実体験:管理栄養士セッションで食生活が激変した話

心理士とのカウンセリング

子育て中のストレスや孤独感、不安感…。誰かに話を聞いてもらいたいと思っても、子どもを連れての外出や通院が難しいということもありますよね。

そんな時に助かるのが、オンラインで受けられるカウンセリングやメンタルヘルスケアのサポートです。
オーストラリアでは、MedicareのMental Health Care Plan(MHCP)を使えば、心理士とのセッションが一部補助されます。
オーストラリアのメンタルヘルスケアプランとは?GPでの手続き方法・カウンセリング費用も解説

特に便利なのが、Quoctor のようなオンラインGPサービス。
このサービスでは、完全オンラインでGPとのビデオ診察を受け、MHCPを無料で発行してもらうことができます。

  • 書類もすべてPDFで即時発行
  • そのまま提携カウンセラーや心理士への紹介も可能
  • Medicareに対応しており、初回から費用を抑えて利用可能

私自身もオンラインのカウンセリングを受けていますが、家にいながら気持ちの整理ができる時間は本当に貴重です。「話すことで少しラクになる」ことを、あらためて実感しました。

Virtual EDやNurseラインの相談

「この発熱、今すぐ病院に行くべき?」「明日のGP予約まで様子を見てもいい?」といった、判断に迷う時のプロの意見がすぐもらえるのが便利です。

▶ 詳しくはこちら: 【Victoria州版】子どもの急な体調不良、どこに連絡する?24時間対応サービス一覧とチェックリスト

オンラインでのMedical Certificate発行サービス

育児中は、自分の体調不良をゆっくり診てもらう余裕もない日々。
でも職場への提出などでMedical Certificate(診断書)が必要な場面もありますよね。

そんなときに便利なのが、時間外でも医師に電話やオンラインで診てもらえるサービスです。
たとえば、13SICK(National Home Doctor Service) は、夜間や週末に利用できる往診&電話診療サービスで、必要に応じて診断書や処方箋の対応も可能です。

「今すぐ病院へ行くほどではないけれど、ちょっと相談したい」「medical certificateだけ欲しい」というときに、とても助かります。

医療へのアクセスがより身近に

子育て中、自分や子どもの体調不良って思うよりずっと大変ですよね。

画面越しでも、医師や専門家とのやりとりは想像以上に丁寧で、必要なケアをしっかり届けてもらえます。

少しでも心配や負担を軽減するためにも、ぜひオンラインサービスを活用してみてください。

ABOUT ME
Miwa
Miwa
Speech Pathologist
オーストラリア在住、スピーチパソロジスト(言語聴覚士)で1児の母、Miwaです! このブログでは、 海外で育つ子どものことばの育ち バイリンガル環境での発達のサポート方法 家庭でできる遊びや関わり方 AACの導入と活用のヒント を、専門家としての経験と海外生活での実体験を交えてお届けします。 言葉の発達やバイリンガル育児に不安を感じる方が、安心してお子さんと向き合えるような情報とサポートを発信していきます。
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