【2025年版】Medicare rebateの申請方法|自分で申請する?クリニック任せ?保険との違いも解説!

オーストラリアの「Medicareリベート制度」をわかりやすく解説
病院や医療サービスで「Medicareは使えますか?」「リベートどうされますか?」と聞かれた経験はありませんか?
実は、条件を満たせば医療費の一部が払い戻される「Medicare Rebate(メディケア・リベート)」制度があります。
この記事では、オーストラリアで医療費に不安を感じている方のために、以下のポイントをわかりやすく解説します。
- Medicare rebateとは何か?
- 自分で申請する方法
- クリニックが申請してくれる2つのパターン
- Private Health Insuranceとの違い
- よくある質問(FAQ)
Medicare Rebateとは?
Medicare(メディケア)は、オーストラリア政府が提供する国民医療保険制度です。
登録されている医療サービスを受けた場合、Medicareが一定額を払い戻してくれる仕組みが「リベート」です。
対象となるサービスの例は、GP(一般開業医)の診察、血液検査・レントゲン、一部のアライドヘルスサービス(理学療法・言語療法・心理カウンセリング等)などです。
最新の制度改正では、対象となるアライドヘルスの紹介・器件(GPの紹介状等)の条件が、2025年7月1日以降に簡素化されています。
自分で申請する方法
クリニックがMedicare申請に対応していない場合、患者自身で申請が必要です。主な流れと必要なものは以下の通りです。
必要なもの
- 領収書(MBSコード、Provider番号、金額、日付が記載)
- Medicareカード
- Medicareに登録済みの銀行口座情報
申請方法
- myGov(オンライン)
→ ログイン → Medicareサービス → 「Make a Claim」から入力・領収書をアップロード - Express Plus Medicareアプリ(スマホ)
→ 領収書撮影・アップロードで申請可能 - 郵送またはMedicare窓口持参(処理に時間がかかる場合あり)
クリニックがMedicareに申請してくれる2つのパターン
クリニック側がMedicareへの申請を代行してくれるケースもあります。主に2パターンです。
パターンA:Bulk Billing(全額Medicare負担)
- 患者がその場で支払う必要なし
- クリニックがMedicareへ直接請求
- 患者の自己負担ゼロ
- 特にGPや一部の検査などでよく利用されます。「Bulk billing available」と予約時に記載されていることもあります。
パターンB:全額立て替え→クリニック申請→口座にリベート振込
- 主にアライドヘルス(理学療法、心理、スピーチセラピー等)で利用される形式
- 患者が診察・セッション後にまず全額を支払い(例:$90)
- クリニックがMedicareへ申請(claim)
- 数日後、登録口座へリベート(例:$58.30)が振り込まれる
注意点として、アライドヘルスを利用する際には多くの場合、GPからの紹介状(プラン)が必要です。
MedicareとPrivate Health Insuranceの違い
| 比較項目 | Medicare | Private Health Insurance |
|---|---|---|
| 加入条件 | 市民権・永住権等で自動 | 任意加入 |
| カバー範囲 | GP、検査、一部入院等 | 歯科、眼科、個室入院、代替療法等 |
| リベート/返金 | Medicareから直接支払い | 保険会社を通じて返金 |
| 紹介状の有無 | 不要(一般診察)〜必要(アライドヘルス) | 通常不要 |
日常の医療(GPなど)はMedicare、歯科・眼鏡・代替療法等はPrivate Health Insuranceという使い分けが一般的です。
また、1回の診療でMedicare RebateとPrivate保険カバーを同時に使うことは通常できません。
よくある質問(FAQ)
Q. Medicare Rebateの振込にはどれくらいかかる?
→ 通常は1〜3営業日で登録口座に振り込まれます(申請方法・クリニックによって差異あり)。
Q. myGovとMedicareを連携するには?
→ myGovにログイン → 「Services」→「Medicare」をリンク → 個人情報とMedicare番号を入力。
Q. 銀行口座の登録を確認するには?
→ myGovのMedicare画面で登録・変更が可能です。
まとめ|自分に合った方法で賢く申請!
Medicare Rebateは、医療費の節約に欠かせない制度です。
申請方法は「自分で申請」「Bulk Billing」「立替→申請」の3パターンがあり、アライドヘルスサービスでは「立替→申請」が主流です。Private保険との違いを知り、賢く使い分けましょう。
条件を確認し、次回の予約前にクリニックへ「Medicare対応かどうか」「紹介状が必要かどうか」を確認することがオススメです。






